先渡取引(さきわたしとりひき)
解説
「フォワード取引」の別名。フォワード取引は、インターバンク市場の外国為替取引のひとつで、約定から資金受渡日までの期間が3営業日以降の取引のこと。「先物(為替)取引」ともいいます。将来の特定日または一定期間後に契約時に設定した条件(外貨種類、金額、レート等)で受け渡しを行うもので、通常は受渡日までの期間の金利を考慮してレートを決めます。将来の為替リスクのヘッジなどに利用されます。取引形態は先物取引と同じですが、相対取引、証拠金が不要、現物決済などが先物取引と異なります。これに対し、約定から資金受渡日までの期間が2営業日以内の取引のことは「直物取引」「スポット取引」といいます。
情報提供:株式会社時事通信社