インプライドボラティリティー(いんぷらいどぼらてぃりてぃー)
解説
オプション取引で用いられる用語で、株式、為替、債券、コモディティなどの原資産価格の将来の変動率(ボラティリティー)を予測したもの。「予想変動率」とも呼ばれ、英語表記「implied volatility」の略で「IV」ということもあります。オプションの現在のプレミアムを基に逆算して算出します。市場参加者の将来の予想(人気、期待度など)が反映されるもので、インプライドボラティリティーが高い場合は、そのオプションの買い需要が多く(売り需要が少ない)、低い場合は売り需要が多い(買い需要が少ない)と判断できます。
情報提供:株式会社時事通信社