インターマーケットスプレッド取引(いんたーまーけっとすぷれっどとりひき)
解説
異なる市場間の価格差を利用した裁定取引の一種。「市場間スプレッド取引」の別名です。同じ有価証券や金融商品でも市場によって違う価格で売買されることに着目した取引で、割高な方を売ると同時に割安な方を買い、その価格差を利益にします。東証と名証の株式、大阪取引所とシンガポール取引所(SGX)の日経平均先物などが対象となります。また、「日経平均先物」と「TOPIX先物」といった異なる先物間で理論価格に対して割高、割安が発生した場合に行われるスプレッド取引もインターマーケットスプレッド取引と呼ぶ場合があります。
情報提供:株式会社時事通信社